コロールの見どころ | パラオ
パラオで観光をするなら、まずはコロールからです。パラオにはリゾートの側面もありますが、歴史的な見どころもあります。戦後70年以上経っても、まだまだ日本統治時代の遺構は残っています。今や防空壕などは落盤の恐れがあってなかなか入れませんが、それ以外にも探せばいろいろと見つかります。
パラオで拠点となるのが最大都市コロールです。人口1万2千人でも国内の人口の半分を擁していますし、2006年まではパラオ共和国の首都でした。空港からは車で30分ほどです。
パラオ国立博物館(Belau National Museum: BNM)
パラオで見るべき一番の場所、パラオ国立博物館です。冒頭の写真もここで撮りました。
友人になったNさんは冒頭の写真に出ていたカヌーを彫った人です。行ったときもカヌーを彫っていました。このカヌーは後日完成し、グアムで開催された太平洋芸術祭で展示されていました。
太平洋芸術祭で展示されたカヌー(左手前)
近所のコロール小学校の子供たちも遠足で博物館までお出かけしていました。
パラオ政府観光局(Palau Visitor’s Authority)
パラオで迷ったら政府観光局に行きましょう。観光のことや見るべきところなどをいろいろと教えてくれます。
WCTC
パラオ最大のショッピングセンター、WCTC。最上階に中華民国大使館を擁するビルです。電柱の右側に見える赤い旗は翻っている青天白日満地紅旗(台湾の国旗)です。中にはパラオでは数少ないエレベーターまで設置されています(ここ以外にはおそらく一部のホテルにあるのみ)。向かいにあるSurangelもほぼ同規模のショッピングセンターです。
yano’s
WCTCの東隣にあるのがyano’sです。こちらではパラオの地元の食材と料理を売っています。値段は少しお高め。小さなパックに入ったタロイモを買うと腹持ちがとても良くてすぐにお腹いっぱいになります。小さいのに、ふしぎです。
いっぽう西隣にあるのはPARADISE HOTELです。一泊150ドルとか言われて、高いと思いました。前に見える小さな建物はMEIMEI GIFT SHOPです。ホテルもギフトショップもすっかり中国人向けになっています。MEIMEIはおそらく妹妹と書くのでしょう。かつてこのビルの2階にはSGI(創価学会インタナショナル)が入っていて、創価学会すごいなと思ったものでした。しかしチャイナマネーの前には為す術がなかったようです。
昨年(2015年)、天皇皇后両陛下も訪れたコロールですが、今や多くの中国人観光客が押し寄せ、中国人向けのレストランやおみやげ屋さんで街中はあふれています。僕が通っていた頃は中国人なんて珍しいぐらいで、台湾人がよく来ていました(パラオと台湾は国交があるけど、中国とは国交がない)。それも今や昔。今のコロールはちょっとしたチャイナタウンの様相を呈しています。
郵便局
パラオ唯一の郵便局です。向かって左側の入り口から入るとパラオで出た数々の切手が売られています。綺麗だしかさばらないのでおみやげにもオススメです。
この辺りから官公庁街が始まります。
Civic Center周辺
文物保存局が入るCivic Center。中は普通のオフィスなので、特に見るものはありません。
近くにあった東屋。日陰にしばらくいると風が心地よく感じられます。歩いているときはもちろん暑いです。
公共図書館周辺
パラオ唯一の公共図書館。子供たちも利用しています。となりに見えるのは教育省の建物です。
教育省の前にある看板。いかにも教育省という感じですね。ソーラーパネルがガレージの屋根にもなっています。
ナイトマーケット
ときどきナイトマーケットも行われているようです。ベツレヘム広場という国会議事堂周辺で開かれ、多くの観光客で賑わいます。パラオのダンスも見ることができます。こちらのダンスはグアムで開催された太平洋芸術祭でも披露されました。やっぱり頻繁に披露しているだけあって上手です。
物販ブースもあります。
パラオ政府観光局の主催で行われています。
ガラマヨン文化センター
天皇皇后両陛下のご訪問時にレセプションが開かれたガラマヨン文化センター。台湾からの援助で建てられました。
KBブリッジ
コロールとバベルダオブ島を結ぶKBブリッジ。みんながここを通ります。橋のふもとは公園になっていて、釣りや飛び込みなどみんなそれぞれの方法で楽しんでいます。夕日がとても綺麗でした。
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