展示2階 | 中国法院博物館

2階はこんな感じで各部屋にわかれています。

最初は世界各国の法体系について。大陸法とか英国法とかいうあれですな。

その他、世界的に著名な司法事件についても展示されていました。

マンデラ元大統領に対する説明もありました。

ニュルンベルク裁判についての展示もありました。

OJシンプソン事件の裁判についても。選ばれる基準は何なんだろう。

法体系の説明です。

英米の法体系についても書かれてあります。

こちらは大陸法とイスラム法について。

英米法についても書いてあります。

国際司法裁判所についても展示がありました。

いよいよ一番の見どころ、中国の裁判史が始まります。


春秋戦国時代の裁判(というかお裁き?)など、かなり古い展示があります。


西漢初年に書かれた地方政府の審理に関する文書です。

一つ一つ翻刻してあります。

唐の時代の裁判など、まだまだ続きます。

おそらく貴重な法律文なのでしょう。ちゃんと蔵書管理されています。


領事裁判権についての説明。写真は当時のものだと思います。

こちらも昔の法律文書。詳しくはわかりません…。


法律の改正や修正について。

民国時代、結構最近まで時代が下がってきました。



領事裁判権がやっと中国に戻ってきたときのお話です。

各時代の裁判所について書いてあります。

人民裁判の歴史。ようやく共産党時代の話になります。

革命時期の裁判について。新民主主義と書いてありますが、中国は共産党が支配する社会主義を標榜する国です。

抗日戦争の根拠地での裁判の様子もあります。

プロパガンダポスターの原点みたいなビラもありました。




感慨深いですね。

通路にはこんな風に、歴史と司法史が併記して書いてあります。


当時の最高法院の様子。今の最高法院はこの博物館から数百mのところにありますが、撮影禁止です。

公印もちゃんと展示されています。

裁判員の任命書です。毛沢東主席の直筆っぽいですね。

「我ら六億人民の慶事、憲法公布」と書いてあります。当時は6億人でした。

毛沢東主席におかれては憲法を修正されているところのご様子。

珍しく大躍進政策や文化大革命期の展示も少しでしたがありました。

正義の審判。私は正義というものをそのまま信用できない大人になりました。

「日本の戦犯を裁く正義の審判」です。



こちらは南京国民政府が裁いた日本の戦犯についても。展示が充実しています。



傍聴券はこんな感じです。


新中国は事前に日本の戦犯を釈放しました。

1957年から1964年3月6日にかけて全29名が釈放されたと書かれてあります。

日本の戦犯を裁き終えたら国内の反革命分子を裁きます。





多くは語りません。

こちらは誤認逮捕されて収監された人に、裁判所の責任者が謝罪している様子。清廉な組織であることをアピールしています。

改革開放後、ようやく1980年前後になりました。






最高法院の場所の移り変わりについて書かれてあります。

法衣の変遷も書かれてあります。


世界各国の法衣があります。どうやって手に入れたんでしょう。国際交流でもらえるのでしょうか。



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